11月初めに種まきをします。10日ほどで発芽します。
1月末に追肥をします。
2月、1番寒いころ麦踏みをします。プランタを壊さないように、でも体重をかけてそーっと乗ります。
気温が上がり、日照が増えると、麦踏みでぺちゃんこになっていた株が立ち上がり、急速に成長してきます。鳥害を防ぐため、網をかぶせます。
穂が実り、頭を垂れてきたら収穫です。
1週間程度、収穫後の小麦を乾燥させます。
次に、穂から実を一個ずつバラバラにします。結構指先をテクニックが必要です。薄い皮も取り去ります。この状態が「玄麦」です。
石臼で製粉します。このミニミニ石臼は2万円弱で買ったものですが、1年に1回、このときしか使用しません。元来は、趣味で、蕎麦を打つ人のための製品のようです。
90センチの大型プランタ4個で、製粉後300グラムの小麦粉となりました。国産小麦はグルテンの含有量が少ないのでパンを焼くには不向きとされています。それでも水の量など工夫して、パン焼き機で簡単に焼く工夫をしている方がいらっしゃいます。残念ながら、僕はまだペチャンコのパンしか焼けません。1年に1度しか実験できないので、完成の域に達するには、まだ何年もかかりそうです。