標準プランタに筋播きします。あまり発芽率はよくありませんので、なるべく密に播いておきます。
発芽したら、少しずつ間引きをしていき、2センチ間隔ぐらいに並ぶようにします。
タマネギは初め成長が非常に遅いです。葉が2〜3枚ぐらいになったら元肥を施した大きなプランタに、10センチ間隔ぐらいに植え付けます。
保温のため、株の間に藁をしいてやります。腐葉土をかぶせるのでもよいでしょう。
成長は遅々としていますが、年内に追肥をします。地上部はみすぼらしくても、地中では冬の間に着々と根を伸ばして春に備えているのです。
冬の間は今にも枯れてしまいそうに心細い姿だったかもしれませんが、暖かくなってくると、だんだん元気になり、ネギらしい姿に育ってきます。
5月になると、根元がふくらんできます。畑のタマネギはそろそろ収穫時期ですが、プランタの場合遅いのは仕方ありません。実はだんだん地表にずり上がってきますが、特に土をかける必要はありません。
葉の中の1本だけ中空でないものがあります。ほっておくと花が出来てしまうので、これだけ根元で折っておきます。
葉の半分以上がかれて倒れてきたら、いよいよ収穫時期です。
9カ月もかけて無農薬で育てたタマネギの味はまた格別でしょう。すぐに食べない分は、葉っぱの部分を使って雨のあたらないところにぶら下げておけば長期間保存できます。
(右下に写っているフロッピーディスクは大きさ比較用です。栽培をソフトウェアで制御しているわけではありません(^_^))。