遍路トピックス [98.11.28] NHK「四国を歩く若者たち」。再放送はお流れ | by くしまひろし |
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1番札所霊山寺では、88カ所を回り終えてお礼参りに訪れた2人に出会います。 岡山県のフリーターIさん(24歳、女性)は、わらじ履きで颯爽とした足回りです。夏にアジアを旅行しようと思っていたのが、国内を歩いてみようという気持ちになり、昔から人々が歩きつづけてきた四国の遍路道には何かがあるのではと期待して歩き始めたとのことです。 兵庫県のYさん(23歳、男性)は、お寺の息子さんです。「修行というような大げさなものではなかったけど、はっきり言ってしんどい」、でもこうして1番に戻ってきたら「これから旅立たれるお遍路さんがうらやましい」という言葉に万感がこもっています。 神奈川県でコンピュータ関係の仕事をしていたOさん(27歳、男性)は、これから出発するところです。遍路のために仕事をやめて来ました。この歳になるまで親元で甘えて暮らして来たが、「一皮むけた大人になろう」と一年発起し、15キロの荷を背負って野宿を通す覚悟です。 徳島県内の札所も終わりに近づいた、大分県のフリーターGさん(29歳、女性)は、25歳を過ぎてから結婚や仕事で悩み、遍路に出たようです。ひとりで歩いているときに、とにかく「泣けて泣けてしかたがなかった」とのこと。 マイクロバスの善根宿に泊まっていた東京の大学4年生Iさん(23歳、男性)は、「なんかおっきなことをやってみたい。と思い、他の人のようにヨーロッパ・アメリカに行くより、日本の中の方が得られるものがあるかも」と考えて遍路を始めたと語っていました。
みんな、大変いい顔をしてます。12月2日(水)の14:30から、NHK総合TVで再放送が予定されていましたが、国会中継のため流れてしまいました。
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