シンポジウム
「いやしのくに・四国」
〜四国八十八ヵ所遍路文化〜

四国の山河を巡る一本の不思議な道があります。距離はおよそ千四百キロメートル。

歩いては祈り、祈っては歩く。その道は白分白身を発見し、自らの牛き方を探る道であり心を癒してくれる道でもあります。弘法大師ゆかりの遍路道、そこに住む人々、そしてそこを訪れる遍路……この三つが一体となって、時代を越えてはぐくまれてきた四国独特、独自の遍路文化と呼ばれるものです。

この世界に誇る「いやしの文化」の今日的な意義をいっしょに考えてみませんか。

■開催概要

会場ツインパルながおアリーナ(香川県さぬき市長尾名1491-1)
日時2002年10月20日(日) 13時15分〜16時(開場 12時30分)
主催いやしのくに四国交流推進協議会(構成:徳島県、香川県、愛媛県、高知県)
共催NHK高松放送局
後援さぬき市
問合せハローダイヤル 0570-008886
基調講演「巡る心・迎える心」 講演者 作家 早坂 暁
シンポジウム「いやしのくに・四国 〜四国八十八カ所遍路文化〜」

■基調講演・コーディネーター

早坂 暁(作家)

1929年、愛媛県生まれ。日本大学芸術学部卒業後脚本を書き「七人の刑事」「天下御免」などで人気を得る。「夢干代日記」「花へんろ」のテレビ作品の他、映画「きけ・わだつ赤の声」「空海」「干年の恋〜ひかる源氏物語」など。また小説では「ダウンタウン・ヒーローズ」「東京パラダイス」など。愛媛累出身ということもあって、遍路についての造詣は深い。

■パネリスト

池内 紀(ドイツ文学者)

1940年、兵魔県生まれ。東京外国語大学卒、東京大学大学院修了。東京大学助教授、91年教授に就任。世紀末ウィーン文化やオーストリア文学の研究で知られる。著書にエッセイ・評論「諷刺の文学」「ウィーンの世紀末」ほか、小説・訳奮共に多数。温泉研究家としても知られている。学生時代に、徒歩で四国遍路の体験もある。

黒田杏子(俳人)

1938年、東京生まれ。東京女子大学在学中、山口青邨に師事。81年第一句集「木の椅子」を出し、現代俳句女流賞、俳人協会新人賞を受賞。90年「藍生」創刊主宰。還暦を機に「四国八十八か所・遍路吟行」を始め、年に数回各札所で俳句会を催している。NHKの番組「四国八十八か所」で訪れた39番札所には、番組中に詠んだ俳句が句碑として建てられている。

山口 崇(俳優)

1936年、兵庫黒淡路島生まれ。60年NHK俳優養成所卒。74年芸能座を結成。テレビは「天下御免」「御宿かわせみ」など。一方、昔話の収集にも力を注ぎ、取材した昔話は国立民俗学博物館にも収蔵されている。彼の生まれた淡路島は、関西から1番札所霊山寺へ至る道筋でもあり、子供の頃から遍路姿に興味を持っていたという。

(五十音順)

■お申し込み方法

官製八ガキに郵便番号、住所、名前、電話番号、希望人数をこ記入の上お申込みください。(1枚での申込み人数は5名様まで)また、電話・ファクスでも受付いたします。定員になり次第締め切らせていただきます。
※電話でのお申し込みは平日の10時〜17時とさせていただきます。

あて先

〒760-8686
高松市錦町1-12-7NHK高松放送局内
「いやしのくに・四国シンポジウム」係
tel・fax087(825)0610

〒760-8570
高松市番町4丁目1-10
香川県政策部地域振興課
「いやしのくに・四国シンポジウム」係
tel087(832)3091・3092


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