掬水へんろ館談話室
掬水へんろ館遍路トピックス [2002.9.21]
三原村のNPO「いきいきみはら会」の遍路宿
by くしまひろし

    2006.2.26 追記
    清水川荘」の開設に伴い、この遍路宿は廃止の予定です。


    いきいきみはら会
    奥の建物が宿。手前は間伐材と竹で作った休憩所

    38番金剛福寺から下之加江を経由して39番延光寺に向かう途中の三原村に、NPO法人(特定非営利活動法人)「いきいきみはら会」が遍路宿を開きました。場所は下之加江から約20キロ、三原村役場の近くです。

    いきいきみはら会

    住所:787-0803
    高知県幡多郡三原村来栖野240
    電話:0880-46-2203 携帯:090-4334-0661
    料金:1泊2食 3,500円(税込)
    食事は、みはら米のご飯と梅干・野菜少々
    注意:必ず事前予約すること。飛び込み不可

    「いきいきみはら会」代表の増井三郎さんは三原村出身で村会議員。大阪で定年を迎えた後、郷里に帰って、「いきいきみはら会」の活動を立ち上げました。行政の住民サービスの低下が予想されることを踏まえて、民間の力で高齢者の介護などの活動を行うことを目指しています。

    今年NPO法人の認証を受けたことにより若干の補助金も得ることができ、築30年の公共施設を改築して活動の拠点としました。住民を対象とした介護などの活動を進めるだけでなく、「お遍路さんには、三原村を気持ちよく通っていただきたい」との気持ちから、6月ごろより遍路宿のサービスも始めました。

    代表の増井さんによると「古い建物で、風呂やトイレも共同だが、4畳半4室を個室として提供している。ぜひ利用してほしい」とのことです。なお、7キロほど手前の芳井にも、増井さんが自宅の敷地の一部を開放して休憩所を設置しています。


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