日和佐道の駅検討委員会議 中間報告
- 第一回 2001年12月、
- 第二回 2002年2月
- 第三回 2002年7月下旬予定
「道の駅検討委員会」は地元ワークグループへの提言を行う立場であり、決定機関ではありません。ただ、さまざまな要望、希望に優先順位をつけ、管理体制をどうするのか、といった点まで踏み込んで話し合いたいと思っています。
(検討委員の活動は2003年3月までの予定)
今まで2回ほど開かれた会議の中では、さまざまな立場の方から、いろいろな意見が出されてきましたが、具体案はまだ見えてきていません。しかしながら、方向性としては以下に集約されてきました。
- 単なる物産展や特産品の販売、休憩施設の利用だけで終わるのではなく、日和佐の町についての情報発信の拠点にしていきたい→町の活性化、日和佐らしさを打ち出したものに
- ドライバー、ライダー、サーファー、徒歩遍路、観光客、町の人・・・さまざまな立場のニーズをとらえ、そこに「出会い」があるような空間を考えてみることが、これからの「道の駅」には必要なのではないか。
今までの会議で、高田が「歩き遍路の立場」からお伝えしたことは以下のような点です。
- 歩行者の安全確保(他の「道の駅」は車優先の造りになっていて、どこをどう歩いて建物へたどり着けばいいのか、駐車場ではひっきりなしに車の出入りがあるし、バイクは走りこんでくるしで、歩行者はまごついてしまう)
- 日和佐にある23番札所薬王寺は、徳島最後の札所でもあり、また、ここから次の札所までは、長距離の国道歩きが続く難所でもあるので、「ここで一区切り」「ゆっくり体を休めたい」というニーズがあると思う。
皆様からメールでお寄せいただいた要望について、高田が席上でお伝えできたことは
- インターネット・カフェ(自治体から一方的な情報提供ではなく、情報のやり取りを手助けしてほしい)
- お遍路さん、その他の人が伝言メモなどを自由に貼れる大きな掲示板
- コインロッカーの設置
- コンイランドリーの設置
- 自由に使える外水道
- 簡易休憩所(仮眠ができる和室など)
- コイン式シャワー
- 給湯器
- 体が汚れていても、遠慮なく使えるような屋根つき休憩スペース。
できれば「お遍路さん、こちらへどうぞ」といった看板も(そうでないと気が引ける)
つけ加えて、高田から
- 「道の駅」に、お遍路さんが要望するような設備(お風呂や仮眠所)をすべて作る必要はないと思う。経費・管理・維持の面からも大変すぎるのでは。
- ただ、お風呂に入りたい、ゆっくり休みたい、洗濯したいというニーズは確かにある。
- すでに日和佐には眺めの良い大きなホテルや温泉ホテルなどがある。
- であれば、泊まらなくても使える既存の施設(ホテルの大浴場、温泉浴場など、『お遍路さん割引』で利用できるものなど)があれば、それをまず情報提供してほしいし、可能ならば、そういった施設を巡回するミニバスなどを走らせてはどうだろうか。
といったような状況です。
時間の関係上、お伝えする機会がまだありませんが、上記のような要望のほかに、皆様からは以下のようなアイデアをお寄せいただいております。
- 低料金のオートキャンプのスペース
- 夜遅くまで営業している食堂
- セルフサービスのガソリンスタンド
- 24時間営業のコンビニ
- マメ治療グッズ、宅配便の受付、デジカメのプリントサービス・・・といったもの
- 郵便局・銀行のキャッシュ・コーナー
- 10キロくらい手前に看板掲示(道の駅の施設の営業時間など詳細に)
- 日和佐から先の宿泊案内をきめ細かく
- 敷石、路面など、デザイン優先ではなく、雨の日でも滑りにくい材質などをよく選んで使ってほしい
いただいたご意見は、今後の会議で、出来る限りお伝えしていきたいと思いますが、なにぶん、一人の人間が短い時間内で発言できることは限られております。
今回の『日和佐道の駅 整備についてのアンケート』は、お遍路さんや利用者の声を、直接行政側に伝える良い機会だと思います。(現時点では、徳島県内からの回答が多く、四国外の方からの回答は3割程度、回答者のほぼ7割が男性・・・という報告を受けております)
私個人としては、歩き遍路も含めて、できるだけ幅広く、いろいろな人の声を集めてお伝えしたいと思いまして、今回、皆様にご協力をお願いする次第です。また、その他ご質問、ご要望がありましたら、高田宛に直接メールを送っていただいても構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。RXL15306@nifty.ne.jp