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![]() | 遍路トピックス [2001.9.24][2001.10.27][2002.2.11][2002.2.24] 浦戸湾の渡し船、存続の方針 | by くしまひろし |
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32番禅師峯寺から33番雪蹊寺に向かう浦戸湾には浦戸大橋がかかっており、歩いて渡ることもできますが、遍路道としては古くから渡し船が使われています。へんろみち保存協力会の「四国遍路ひとり歩き同行二人」でも「渡しは本来のへんろみちである」と記されており、距離も2キロほど短くなるので、こちらを選ぶ方も多いようです。 渡し船といっても、戦前までの手こぎ船にかわり、1949年(昭和24年)からは動力船、1962年(昭和37年)からはフェリーが就航、現在は無料の県営のフェリーとして1時間に1〜2本の割合で運行されています。 2002年(平成14年)7月に浦戸大橋が無料化(歩行者は現在でも無料)されるのに伴い、高知県では、現在この渡船の廃止を検討中です。最盛期には年間延べ60万人以上の利用がありましたが、現在では延べ約19万人と減少していること、また渡船の運航のために年間約1億8千万円の経費がかかっていることから、財政構造改革の一環として廃止が検討されているものです。2000年(平成12年)12月の県議会では、県土木部長が「運航の形態の変更や減便、廃止など2001年度中に一定の方向を示す」と答弁しています。 一方、2001年8月27日付の毎日新聞高知版、同高知新聞、およびi高知放送によれば、地元住民の中からは、「子どもや高齢者など交通弱者の生活道、さらに遍路道などとしても無くてはならないもの」という声もあり、「県営渡船の存続を求める会」が結成されて署名活動を行っているということです。 2001.10.27 追記 2002.2.11 追記 2002.2.24 追記 関連リンク
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