掬水へんろ館談話室
掬水へんろ館遍路トピックス [2000.10.29]
四国地建「新四国のみち」事業
by くしまひろし

    2000年10月23日、高松市の四国地方建設局において「新四国のみち推進協議会」の設立総会が開かれました。

    四国地方建設局の資料によると、「新四国のみち」事業とは、「地域の資産となり、地域外の人たちにとっても魅力となる、安全快適な歩行者空間等」を整備することを目的としています。

    具体的には、「歩く」等のイベント、来訪者へのお接待、ボランティアサポートプログラム等の地域主体の活動を支援し、ハード面では休憩場所の設置、歩行者・自転車道の整備、標識・サイン類の設置、駐車場・道路情報の提供を行うことなどが想定されています。

    なお、同じく四国地方建設局が中心となって進めている「歴史文化道」事業など既存事業のうち、歩行者空間整備に該当する事業や、徳島県が新たに提唱している「四国いやしのみち」事業については、この「新四国のみち」事業に包含されるとみなして支援の対象としていくとのことです。

    従来、建設省と環境庁では、行政主体の「四国のみち」整備を行ってきましたが、今回の新事業は、必ずしも車道に従属しない歩行者中心の空間の形成をうたっている点と、地域住民やNPO等と一緒になって活動を進めるとしている点が特徴です。

    2000年度は、モデル地域の計画策定を支援し、さらに案内標識設置等にも着手する予定です。

    関連記事 [2000.6.11] 徳島県の「四国いやしのみちづくり事業」始動


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