靴の補正 |
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靴を選ぶときは慎重に選んだ積もりでも、重い荷物を背負って何日も歩いていく間には、マメや靴擦れなどが起こったり、いつも当たる部分が痛くなってしまうことがあります。
マギーの田尾さんから、補正方法についてアドバイスが寄せられましたので紹介します。
みなさんは何回もお歩きになり靴に対するコツを沢山お持ちだと思います。今回は靴の製法から足によいと思う方法を考えました。もっと良い方法があればご意見下さいませ。
靴は本底からの衝撃を吸収するように中底、敷皮でクッションの役割をしています。300キロほど歩くと中底、敷皮のクッションが弱くなり、本底のハリの部分が足裏にあたるようになり、足裏マメの原因となります。
補正のコツ
- 300キロほど歩いたら敷皮を新しいクッションの良いものと取り換える。
- または今の敷皮の下に薄い革の敷皮を入れて二重にする。
※厚いのを入れると靴がきゅうくつになる。参考までに四国遍路道は登山ではなく大部分がアスファルトの舗装道を歩くので底の良く曲がるもの(専門用語、返りの良いもの)。甲皮(アッパー)の柔らかい革や布が良いと思います。
しかしあまりやわらか過ぎると山道では足がコロコロする。やはり足首までピタリと包んでくれるものがよい。
革はたたくとやわらかくなり伸びます。内から木などをあてて丹念に表からトンカチでたたくとのびます。トンカチの角でたたくと革は切れます。斜めに叩かないように十分注意。
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