掬水へんろ館Q&A談話室
掬水へんろ館[四国遍路 Q & A]
どんな服装で歩きましたか?
くしまひろし

henro style

僕は、白衣(上)、金剛杖、菅笠を身につけました。

現代の遍路は、服装に決まりはありません。しかし、この白衣、金剛杖、菅笠の3点セットはぜひお勧めします。外面的に遍路の姿をすることによって、自分自身の心の姿勢が出来上がるし、また地元と人々からも「お遍路さん」と認知してもらえます。

また、金剛杖や菅笠には、単に伝統的なスタイルというだけではなく、実用的にも大きな意味があります。

菅笠は、日光や雨を防ぐのに大変便利です。雨の場合、菅笠をかぶっていれば、傘は必要ありません。(ただし、雨具としてレインコート、カッパの類はいずれにしても必要です。)

金剛杖は弘法大師の身代わりの意味がありますが、山道などの悪路を行く際に力を発揮するし、平地でも歩行を助けます。

靴は軽登山靴(キヤラバンシューズ)を履きました。スニーカーの人もいます。

首から輪袈裟というものをかけました。礼拝の正装具だそうですからネクタイみたいなものですね。これには、実用的な効用は特にないようです。

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