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2004年5月、3巡目の区切り打ちを始めた。夜行バスで四国まで往復し、8日間で別格1番から3番までを含めて徳島県内の札所を回った。2巡目以降は、遍路日記の類をあまり書かないようにしてきたが、今回は1年半ぶりの遍路でもあり、その新鮮な印象が再び僕を遍路日記に向かわせたようだ。 3巡目のコンセプトは、
この3点である。円熟の域に到達すれば、まったく同じ道を、果てしなく同じように巡り、あるいは定宿を辿っていくということが安らぎなのかも知れない。今の僕のように、何かしら新規性を求めるというのは、まだ若い(幼い?)ということの証拠なのだろう。 何度も遍路をしたくなるのを「お四国病」と呼ぶ。「病」と言いながら決してネガティブではない。しかし、ひたすら同じ体験をなぞり、過去の思い出と引き比べて喜んだり嘆いたりするだけのマンネリに堕するのではないか──という危惧を感じてはいた。実は、決してそうではないらしいと思えるようになった旅でもあった。 |
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