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1999年5月に、ひとり歩きで3年がかりの区切り打ちを結願して後、2000年1月からは、妻と二人で2巡目の区切り打ちを続けている。2001年1月に3区切りで39番まで来たが、妻も遍路に慣れ、「ひとりで歩いてみたい」ということになった。そこで2001年3月に妻が39番〜53番を歩き、同じ区間を、僕が夏に歩くことになった。
8月4日から11日まで、猛暑の中であったが、僕にとっては3度目の夏遍路。早朝の札所でセミの声に包まれて読経する気持ちよさを改めて実感した。
1巡目では克明な日記をつけていたが、2巡目では「記録をとる」ことにこだわらずに自由に歩きたいという思いから、遍路日記は書かないできた。ところが、今回2年ぶりにひとりで歩いてみると、ただ単純に歩きたいと思った行為だったにも関わらず、終わったあとに、どうしても書いておきたいことが残る。「ひとり歩き」のもたらす働きであろうか。
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