空海の風景 改版 |
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司馬遼太郎『空海の風景 改版』(上・下) (中公文庫,1994年)[中央公論社,1975]
本体価格 680+738円, ISBN4-12-202076-X遍路区切り打ち第2期で出会ったコクブさんから勧められた本です。歩き遍路などをしていながら、空海(弘法大師)の人物や思想はもとより、仏教そのものについてもほとんど知識がありません。本書を読んで、少し輪郭がつかめてきたような気がしています。
僕は子供のときから社会科が苦手でした。特に歴史の教科書は、1行ごとにゴシック体(覚えなければならないこと)が出てくるのでうんざりしました。最澄と空海が同時期の人物で、唐から仏教を取り入れるのに関係していたぐらいの記憶はありましたが、本書を読んで、当時の朝廷の抗争を含めて断片的な日本史の知識がある程度ジグソーパズルのようにかみ合ってきた感じです。ただ、もともと持っているピースが少ないのですぐにばらばらに崩れてしまうのですが…。
くしまひろし
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