掬水へんろ館遍路の本談話室
掬水へんろ館四国歩き遍路の旅

四国歩き遍路の旅 安田享祐四国歩き遍路の旅 2000年夏・34日間 (2004年)
340円(送料込)

3度の歩き遍路を体験された東京都武蔵野市の安田享祐さん自作のミニ本です。奥様あてのハガキ通信を元にした日記は安田さんのホームページに掲載されていますが、本書は弟さんと歩いた3回目の2000年夏遍路の体験を語りながら、歩き遍路というものを解説しています。

僕も含めて、歩き遍路をすると体験記を書いてみたくなるものです。ただ、本人の感慨は別として、四国遍路などに関心のない人にとっては分厚い遍路日記をもらったりすると負担に感じるかも知れません。その点、本書は2分冊のミニ本で、縦横10センチ、各40ページ余りという非常にコンパクトな本なので気軽に読めます。

毎日の出来事の合間に食事や泊まりなど、歩き遍路の事情が徐々に理解できるように書かれています。自分自身では遍路日記を書くまでしない人でも、周りの人に「歩き遍路というのはこんな感じ」と伝える道具として使えそうです。

なお本書は、「ワン・コインシリーズ」という価格システムを採用しています。最初に購入する人が1冊100円、読んだら友人知人に50円で譲るというふうに「下取り」してもらい「5円(ご縁)までいけば作者冥利に尽きる」とのことです。購入ご希望の方は著者に直接申し込んでください。2冊セット・送料込で340円です。メールアドレスは下記の著者ホームページにて確認できます。

なお、安田さんが1回目の遍路の体験をまとめた「ミニ出版:四国一周遍路の記録」は、アルプス電気の「マイクロドライ・プリンタ作品コンテスト」において優秀賞を受賞しました。

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