加藤弘昭『四国一〇八ケ所遍路旅』 (新風舎,2005年)
1,900円,ISBN978-4-7974-7440-4
学生の夏休みが近づいており、へんろ旅に役立つ本が増えております。表紙の絵が楽しそおでしたので、購入しました。四国八十八ヶ所霊場会に所属する霊場をおへんろする体験記は数えきれないほどありますが、別格二十霊場会に所属する霊場もおへんろする体験記はめったに無いの。
これから、おへんろを始めよおとするおへんろさんには、ガイドブック以上の参考書になるかも。おへんろ体験者には、なつかしく、楽しめるかも。
金剛杖のこと。家においてきしゃい、戻ると遅れるので、現地調達。納経所で許可を得て、置き忘れの金剛杖を一本いただいたり。と、現代っ子みたいですよ。笑えます。楽しめます。
「バスで巡っての結願なんてどれほどの価値があるのだだろうか。」には、エーッ!とびっくりしちゃいますが、「遍路とは歩きながらの修行なり」という本の帯のことば、あとがきの最後に「遍路とは歩いてこそ値打ちがあることがわかった。」に、なるほど、こお言う結願したおへんろさんもいるんだなあ。人それぞれ。
おのおのの章の終わりに川柳をいくつも載せておりますが、これがいい。
なつかしく楽しいので、おすすめしたく投稿いたします。そんじゃま。
投稿者: そんじゃま