掬水へんろ館遍路の本談話室
掬水へんろ館【エッセイ】空海の人びと 〜 迷いながら歩いた遍路
空海の人びと 〜 迷いながら歩いた遍路
大坪奈保美空海の人びと 〜 迷いながら歩いた遍路 (Hakusan Creation,2016年)
本体価格 2100円, ISBN9781935461067

30代の写真家のアメリカ人と詩人の日本人の夫婦遍路が四国遍路道を、八十八ヶ所、奥の院、番外を訪ねながら3周した思い出をまとめた75日間の聖地巡礼日記。夫婦で歩くことは、一人で歩くこととは違うのか? お接待を手にどんどん出てくるおじいさん、おばあさんはいったい何なのか? 歩いてまわることと、お寺巡りとはどうちがうのか? 頭の中をグルグルまわるいろいろな思いは、何なのか? なぜそんなことが、起こるのか?  

            〜〜〜〜

空海のこともよく知らず トボトボと 霧の中 山の中 雨の中を75日
 
明暗に ウソと誠が混じり シリアスなのか コミカルなのか?
自然なのか 不自然なのか 超ローカルなのか ユニバーサルなのか?
全くもってわからない……

どんどん湧き上がってくる思い出の中で 未来図が突然 発光したりなんかして
つくづく思うことは ただひとつ 
「ホントのところ この道で 体験しているものは 何なのか?」

終わってみれば ただすれ違う人びとに
「どうぞ お気をつけて」と微笑みたくなる

(詳しくは、Hakusan Creation のホームページにて。電子書籍もあり)

投稿者: 大坪奈保美

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