掬水へんろ館遍路の本談話室
掬水へんろ館【遍路記録】よう、おまいり
よう、おまいり
田尾秀寛よう、おまいり (たる出版,2008年)
本体価格 1,500円, ISBN9784924713932

元電通のサラリーマンから僧侶になられた方のへんろ記と札所案内。
善通寺で産湯をつかり、東寺で得度、高野山大学で修士号を修めた田尾師。まさしく弘法大師の申し子のような経歴。四国公認先達でおられますが、平成16〜18年に高野山大学の実習としての歩きへんろ経験を元に書かれているようです。実習では納経に日付を入れてもらう必要があり、某札所で一悶着。このように、納経所、宿坊・宿屋や御接待所などのエピソードが載っており、同じような経験を思い出される方もあるでしょう。著者が足摺で目にしたホームレス遍路排斥運動のチラシについては考えさせられます。

投稿者: たけのしん

[四国遍路の本-投稿] 目次に戻る