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掬水へんろ館阿部春夫さんの実況遍路日記 《1999年3月19日》

天気:雨のち曇り、気温高め、体感温度暑い、出発:国民宿舎あき 7時30分出発、到着 30番 善楽寺から6km 高知城近くのJR四国土佐に17時、札所28番から30番まで、36694歩、走行距離20.5Km、所要時間:8時間11分、お接待 :1回、尺八献曲1寺、平均時速2.5Km、体重:測定67.0Kg、PHSアンテナ2本

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大日寺 国分寺
大日寺

朝から激しく雨が宿舎の窓をたたく、天気が良かったら素晴らしい景色が楽しめるのに残念。大日寺では、降りしきる雨の中「晴れてくれ!」の願いを込めて鐘を打つ。国分寺で教えていただいた判りやすい車の多い道を歩く。

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歴史館
歴史館

途中高知県立歴史民族資料館に入館、おりしも寺石正路の企画展があり歴代の土佐の先達と文化を知るには良い機会であった。この館の立地する小高い山は戦国時代の長宗我部氏の居城跡と聞く、一等三角点の眺望である。雨があがった町々が輝いて見えた。

善楽寺で今日初めての献曲を行う。終わった後、隣の土佐神社に参拝、神主さんといろいろとお話しする。裏に大きな工場が出来るとのこと。この静かな環境を保持して欲しいと願うのは、私ばかりではなかろう。

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善楽寺 土佐神社
善楽寺土佐神社

宿へ向かうバスの中で現金500円の接待を受ける。和田弘喜さん(気品のあるあばあちゃん)戦争中に遺骨を預かり、出来れば善光寺に納骨に行きたいとのこと。リックの後ろに付けてあった善光寺のお守りをはずし、名刺と共に渡す。とても喜んでおられた。

明日は高知城の花見と行くかな?

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