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カール・セーガン(池央耿・高見浩訳) 『コンタクト 』 (新潮文庫,1989年)
ISBN4-10-229402-3/4-10-229401-5/4-10-519201-9/4-10-519202-7宇宙のどこかに生息する人類よりはるかに進化した生物からの信号を受信したことから、ある種の接触が生ずるという設定によるシミュレーション小説です。未知の世界からの信号がどのようにして解読されるのか、そこにはどのようなメッセージが含まれているのか、それに対して人類の様々な集団や個人がどのように反応するのか、大変興味深くまたリアリティのある想像が表現されています。科学的あるいはSF的な関心から楽しんで読みましたが、小説としての出来は良いとは思えません。また日本を舞台にしたエピソードもありますが、わざとらしいシナリオで、火曜サスペンスのご当地ものを思わせました。
最近、ジョディ・フォスター主演の映画が公開されました。映画は見ていませんが、映画公開に合わせて書店で平積みになっていたので、手にとる気持ちになったというわけです。
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