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坂東眞砂子 『死国 』 (角川文庫,1996年) [マガジンハウス,1993年]
ISBN4-04-193202-5遍路を素材にした伝奇物です。四国八十八ヵ所を、死者の歳の数だけ逆回りに回ると、死者が生き返るという言い伝えをベースに、死者の怨念が現実世界に漏れ出てくるという奇妙な物語です。
僕はそのストーリーよりも、描かれている高知の風景にひたってしまいました。「よう、おいでて」とか「飲んだやき」とかいう高知弁の響きに、またもや遍路への郷愁がよみがえってきます。
本を買ったときは知りませんでしたが、最近の広告を見ると99年1月に映画が公開されるようです。どのように映像化されるのかといったSFX的な興味はあります。
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