「掬水の果て」について
このホームページは、僕の雑多な興味分野における種々の記録と解説を掲載しています。
現在の興味分野は下記の通りですが、このホームページでは未だその一部しかカバーできていません。少しずつ充実して行きたいと思っています。ちょっとマイナーなものに引かれる傾向にありますが、同好の諸氏からの情報をお待ちしています。
- ベランダ園芸
- 幸い、住んでいるマンションに広いルーフバルコニーがあるので、花も野菜もやっていますが、自慢はここ数年続けている稲です。プランタを水田にしています。『週刊現代』に載ったり『テレビ東京』で放送されたこともあります。
- エスペラント
- 1887年にポーランドの眼科医ザメンホフによって考案された、いずれの民族にも属さない中立の国際補助語です。僕は初心者向け講師の資格を有しています。
- 四国遍路
- 四国八十八ヵ所の札所を歩いて巡礼します。
- 百人一首
- 単なる「女子供」の遊びではありません。結構ハードでかつ知的なゲームです。最近やる機会がありませんが、家族で区の大会の成人団体の部に出場して優勝したこともあります。(ただし参加チームは3チームだけだった^_^)
- プログラミング
- 最近は仕事でプログラムを作らせてもらう機会がないので家で遊ぶしかありません。家族は、仕事をしていると思っているようです。パソコン関連のシステム環境はこちら。
- 読書
- 若い頃は、福永武彦、倉橋由美子などにのめりこみました。社会人になってから、新田次郎、吉村昭、島尾敏雄を通過しました。栗本薫のSFも好きです(但しグインサーガはパス)。翻訳物ではマッカラーズ「心は孤独な狩人」、アイリッシュ「暁の死線」、ブローディガン「愛のゆくえ」を何度も読みました。腹をよじって笑ったのはかんべむさし「水素製造法」です。
- 同人誌
- 文を書くことは、上手・下手は別として嫌いではありません。高校時代からいくつかの同人誌に参加して、今となっては無意味な文章を書き散らしていました。その中から、いくつか紹介します。
- 色々の話 - 僕は色弱なので色々と不便なことがあります。
- 希望音楽会 - 30年前、仙台に住んでいたころ聞いた東北放送ラジオの番組です。
- 年の初めに食べるもの - この歳になるとお正月と言ってもあまり感激はありませんが…
ところで、このホームページの名称の「掬水」を説明しましょう。
「掬(キク)す」というのは「手ですくいとる」ことです。「掬水」は水をすくい取ることまたはすくい取った水ということになります。高校の漢文の先生は「水を掬(ムス)ぶと読み、お酒の意味もある」と教えてくれましたが、手近な辞書には「酒」の意味は載っていないようです。
学研「漢和大字典」に「流花去難掬」(流花去りて掬し難し)という用例が載っています。渓流を美しい花が流れてきたのですくい上げようとしたが、近寄ってみたときにはもう花は流れ去ってしまってすくえなかったというところでしょうか。
僕は、いろんなことに興味を持つのでいつもキョロキョロしています。でも一つところにじっとしていないので、何かきらりと光るものをみつけて近寄ってつかまえようとしたときにはもう逃がしてしまってくやしい思いをします。結局、両手の間には透明な水だけがたまっているというわけです。
毎日の生活の中のこうした無益な営みをホームページ上に映してみました。
97.09.14 追記
日本の良いもの・美しいもののHANAさんから、
掬水月在手 弄花香満衣 (出典「虚堂録」)
(水を掬すれば月手に在り、花を弄すれば香衣に満つ)
という言葉を教えて頂きました。
掬水の果てホームページに戻る