掬水へんろ館談話室
掬水へんろ館遍路トピックス [98.12.6]
四国遍路文化を世界遺産に
by くしまひろし

    宗教上の聖地をめざす「巡礼」という風俗は世界各地にありますが、霊場を循環してめぐる四国遍路は世界的にも珍しい文化であると言われています。この貴重な文化を世界文化遺産に登録しようという運動が行われています。

    市民団体「えひめ地域づくり研究会議」では、1998年1月に「四国遍路文化をユネスコの世界文化遺産に登録する運動を始める」という決議を行い、これを受けて、12月1日から58番仙遊寺のホームページで署名運動が開始されました。

    同ホームページでは、四国遍路の特徴として

    • 巡拝者の癒しの道としての遍路道
    • お接待と呼ばれるボランティア精神
    • 巡拝者と地元の人々との交流
    • 癒しの舞台となった四国の自然風土
    をあげています。

    この運動の趣旨に賛同する方は、同ホームページ上で署名できるようになっています。また今後、各札所にも署名簿を置いて協力を求めていくということです。


新着情報のメール配信申込みは 「掬水へんろ館ニュース」で受付中。