掬水へんろ館談話室メール
掬水へんろ館遍路トピックス [2006.12.10]
四国四県が「四国八十八カ所霊場と遍路道」を世界文化遺産候補提案
by くしまひろし

    2006年(平成18年)11月30日、四国4県は共同で「四国八十八箇所霊場と遍路道」を世界文化遺産候補として、文化庁へ提案しました。

    提案によれば、札所寺院のうちすでに15箇所が史跡名勝天然記念物・重要文化財(建造物)の指定を受けているが、未指定の札所寺院についても、史跡等の国指定や重要文化的景観の選定を目指すとしています。また、遍路道についても、今後、実態調査を行い、道標、丁石、遍路宿、遍路墓など四国遍路と密接な関係を有する施設等のうち重要なものについては史跡指定等を目指すとしています。

    類似の世界遺産として「紀伊山地の霊場と参詣道」および「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」をあげ、「四国八十八箇所霊場と遍路道」は、四国をループ状に巡る点などの独自の特徴をもつとしています。

    今後、文化庁が作成する「暫定リスト」に掲載されれば、ユネスコ世界遺産委員会の審査を受けて世界文化遺産として登録される道が開けることになります。

    「四国遍路」の世界文化遺産登録を目指す運動は1998年ごろから市民団体の活動として始まり、58番仙遊寺の小山田住職などが強くリードしてきました。さらに経済団体や行政機関を巻き込んだ活動が広がり、今回の提案となったものとみられます。四国遍路と行政機関の関わりは、従来も「四国のみち」、「いやしの道」などの施策に実質的にみられました。世界文化遺産への登録は、かなり狭き門のようですが、いずれにしても今回の提案を契機に、より一層行政の関与が深まると予想されます。

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