掬水へんろ館談話室
掬水へんろ館遍路トピックス [2005.3.21]
「そえみみず遍路道」が通行止め
by くしまひろし

    そえみみず遍路道 通行止め表示

    36番青龍寺から37番岩本寺への約58キロの道のりの途中、中土佐町の域内に通称「添蚯蚓(そえみみず)遍路道」という4.5キロほどの山道があります。このルートが、高速道路用地の立木伐採工事にともない、2005年(平成17年)3月から8月末まで通行止めとなっています。

    (情報・写真提供:高知市I様)

    36番青龍寺から別格5番を経て遍路ルートは土佐久礼付近で3ルートに分岐しています。車の場合は56号を通って七子峠に向かいますが、歩き道としては、56号の北側を通る上記の「そえみみず遍路道」と、南側を通る「奥大坂」のルートがあり、これらは七子峠で合流します。

    今回通行止めとなった「そえみみず遍路道」は、へんろみち保存協力会が1990年ごろから草刈りや道標整備により復元したもので、歩き易く自然豊かで魅力的な道です。なお、「奥大坂」ルートは七子峠近くに急登部分がありますが、「そえみみず」と距離的には大差ありません。

    今回の工事は、平成20年代半ばの供用開始を目指して進められている四国横断自動車道[中土佐〜窪川]の建設に伴うものと思われます。通行止めは8月末までということですが、この付近の道路事情が今後どのように変化していくのか気になるところです。

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