- 焼坂遍路橋(地図編p.38、地図番号029)
第36番青龍寺から30.2キロの地点。須崎市安和、国道56号JRあわ駅西の高架をくぐり抜け右折、1.2キロ先の焼坂遍路道登坂口の木橋が腐り不安定の状態でしたので、H鋼3本を渡し、長さ5メートル、幅95センチ、厚さ5ミリの鉄板で覆いました。
- 市ノ瀬遍路橋(地図編p.39、地図番号030)
第37番岩本寺から約6キロ佐賀町市ノ瀬里道の地点。片坂遍路道を下る途中、国道56号二つのトンネルの間に出る手前から緩やかな歩道下り20メートルを降りた排水溝に、軽量鉄骨2本を渡し、長さ7メートル、幅90センチの網状鉄板で覆い、脱落防止の手摺を設置しました。これで排水溝を歩かずに通過でき、雨天流水の懸念もなくなりました。
焼坂遍路橋 |
市ノ瀬遍路橋 |
この2橋を掛けた道は、古来、土佐中央と西南地方足摺岬を結ぶ幹線道「土佐往還」と呼ばれました。修行にいそしまれる青年空海も歩かれたでありましょう。本会が架設した遍路橋はこの2橋と、平成14年3月土佐清水市の以布利遍路橋(地図番号034)、平成12年10月徳島市名東町地蔵越遍路橋(地図番号006)の4橋となりました。歩いた遍路仲間から、本会に寄せられた浄財が支えとなっています。
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