掬水へんろ館談話室メール
掬水へんろ館遍路トピックス [2001.12.09]
Ashimimiさんの30日野宿遍路
by くしまひろし

    2001年6月26日から7月26日まで、30日間というかなり速いペースで野宿遍路をされたAshimimiさんの遍路日記が公開されました。遍路前82.6kgだった体重が10キロ減ったとのこと。Ashimimiさんは、3月末にそれまで勤めていた派遣会社を退職、現在は資格取得など次の仕事に備えているところです。

    歩き遍路の動機は「現実逃避」とあります。12日目の日記には「心はちっとも晴れない。不安を拭えないでいる。本当の自分は四国を回りたくないんじゃないか、帰ってボケーっと生きたいだけなんじゃないか」とという戸惑いが吐露されています。

    18日目になると「見上げると竹林の緑が美しい。写真を撮る。これまでこんなふうに時間を過ごしたことがなかった。こんな生き方もあるのか。これだけで生きていけるのかどうかはわからないが。」とある種の解放感を味わっておられるようです。僕にも歩き遍路中に何度か訪れる至福の瞬間として、なじみのある感覚です。意識の底では、「現実から完全に離れて生きていくことはできない」ということを理解しつつも、新たな視界が広がりそうな再生の予感といったところでしょうか。

    関連リンク


新着情報のメール配信申込みは 「掬水へんろ館ニュース」で受付中。