掬水へんろ館談話室メール
掬水へんろ館遍路トピックス [2000.6.18]
四国遍路の世界遺産登録運動が本格化か
by くしまひろし

    四国遍路文化を世界遺産に登録しようという運動が本格化してきました。これは、市民団体「えひめ地域づくり研究会議」が1998年1月に「四国遍路文化をユネスコの世界文化遺産に登録する運動を始める」という決議を行ったことに始まっています。これを受けて、 同年12月1日から58番仙遊寺のホームページで署名運動が開始されましたが、1年半を経過した現在まで、署名の集まり状況なども公表されておらず、これまで大きな動きにはなっていませんでした。

    この間、一部の霊場住職の遺産登録に必ずしも賛成でないとの声も伝えられました。これは、「遺産」の言葉が「今も生きるシステムなのに、死んでしまったとの印象が強くなる」「登録されると建物や施設に制約が生じるのでは」との思いからということです。もっとも、四国霊場会としては遺産登録推進には基本的に賛成との立場をとっており、松山ユネスコ協会も協力の姿勢を打ち出しています。

    2000年6月15日に松山市内で開かれた「『四国へんろ道文化』世界遺産化の会」の設立発起人会には、約30人の有志が参加、遍路道は

    • 巡拝者にとっていやしの道
    • 文化交流の場
    • もてなしの心をはぐくむ
    • 環境保全の舞台である
    という4つの共通認識のもとで、ユネスコの世界遺産登録を目指すことになったとのことです。

    また、弘法大師の誕生日と伝えられるこの日、八十八カ所の中間地点にあたる44番札所大宝寺境内では、久万町商工会女性部が署名活動を行ったそうです。

    関連記事 [98.12.6] 四国遍路文化を世界遺産に


新着情報のメール配信申込みは 「掬水へんろ館ニュース」で受付中。