掬水へんろ館談話室メール
掬水へんろ館遍路トピックス [2000.4.1]
久保紀彦さん、区切り打ち5日間
by くしまひろし

    「談話室」にも登場された久保紀彦さんは今年(2000年)3月に初めての遍路区切り打ちで、17番井戸寺まで歩き、その体験をご自身のホームページ「N-kubo's Home Page」に掲載されました。

    昨年(1999年)1月に発心したという久保さんは、これから4年ぐらいかけて結願することを目標にしています。ホームページ上には、このあとの行程の見出しもすでに作成されており、「後には引けない」決意が読み取れます。

    へんろみち保存協力会の「四国遍路ひとり歩き同行二人」のほか、インターネットでも情報収集され、日程、装備とも万全の態勢で出発。この綿密な計画と用意周到さに対し、他の遍路からは「コンピュータ人間だ」と評されるほどですが、季節柄、遍路で混み合うシーズンでもあり、宿の確保には苦心した様子が伺われます。

    「無宗教」と自称する久保さんの遍路日記の冒頭には、自分が歩き遍路を志すにいたった動機が詳しく語られており、最近「談話室」で話題となった古い映画「旅の重さ」の記憶も関連しています。久保さんのように「自分の遍路は信心からではないと明言」し「歩き通すことにこだわる」のは、現代の歩き遍路の一つの典型的な姿でしょう。僕自身もその一人です。

    5日間で様々な遍路と出会い、納札を交わしてのお別れ、談話室の書き込みには「寂しいものがあり、後ろ髪を引かれるような気持ちで帰宅」とあります。さっそく「次のシーズン」を待ち焦がれる気持ちは、区切り打ち独特のものでしょう。


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