| [四国遍路 Q & A] おすすめの季節は? | くしまひろし |
誰もが認める遍路シーズンは、やはり春、3月から4月、「花へんろ」の季節です。梅に始まり、菜の花や桜を楽しみながらの遍路旅となるでしょう。歩く人も多く、それだけ出会いのチャンスも広がります。
しかし、社会人や学生と身としては、自由に休みをとるというわけにも行きません。休みを取り易いのは、やはり5月の連休、夏休み、年末年始となりがちです。
僕は、6回に分けて区切り打ちをしましたが、その時期は下記の通りでした。
- 第1期 1996年5月11日〜5月17日 1番霊山寺〜23番薬王寺 約160キロ
好天に恵まれ暑かった。特に、22番から23番への20キロの国道はつらかった。- 第2期 1997年7月27日〜8月3日 23番薬王寺〜35番清瀧寺 約220キロ
真夏の遍路であり、太平洋沿いの高知の国道歩きは大変な「修行」であった。- 第3期 1997年12月27日〜1998年1月2日 36番青龍寺〜39番延光寺 約220キロ
歩き始めれば寒さも感ぜず、快適な歩き遍路を堪能した。- 第4期 1998年4月29日〜5月6日 40番観自在寺〜53番円明寺 約230キロ
起伏に富んだコースであり、楽しい旅だった。- 第5期 1998年8月22日〜8月29日 53番円明寺〜75番善通寺 約215キロ
酷暑のピークは過ぎていたが残暑厳しく、前半はつらかった。- 第6期 1999年4月29日〜5月5日 75番善通寺〜1番霊山寺 約153キロ
穏やかな天候で、結願を迎えることができた。
春は、冒頭にも書いた通り遍路に最適のシーズンです。それだけに歩いている人も多く、遍路宿は満室だったり、相部屋を求められたりする可能性が高いです。5月の連休中もその点は同じです。
夏の暑さは無視できない難点ですが、早朝出発(日の出と同時に行動開始)、十分な水分補給、頻繁な休憩(特に靴下を脱いで足を乾かすのがポイント)などの対策でOKです。
秋は僕自身は経験ありませんが、台風に要注意です。四国は室戸岬、足摺岬など、台風情報によく登場する本場であることを忘れてはいけません。
冬は意外に快適です。ただ1月後半〜2月は雪も降ります。山道は要注意です。また、民宿などは休業の場合もあります。日が短いので余裕をもった行程を組む必要があります。
なお、遍路は明るい間に行動するのが基本です。理想的には、日の出頃に出発し、15時には宿に入るのがベストです。
インターネット上の通し打ちの記録を、季節の順番に並べてみました。
月別の気象条件 月 最低気温 最高気温 1mm以上の雨
の降った日日の出 日の入 1月 1.9 9.3 5.3 7:08 17:11 2月 2.1 9.7 6.3 6:42 17:50 3月 4.6 13.0 8.3 6:17 18:07 4月 10.0 18.7 10.0 5:37 18:30 5月 14.5 23.0 9.4 5:04 18:53 6月 18.9 25.8 11.9 4:50 19:16 7月 23.2 29.7 9.8 5:04 19:12 8月 24.0 31.1 9.0 5:26 18:45 9月 20.6 27.4 10.4 5:46 18:05 10月 14.6 22.2 7.8 6:09 17:25 11月 9.1 17.0 6.3 6:36 16:57 12月 4.1 12.0 3.9 7:01 16:55 1961-1990の平均 1998年
季節の移り変わり 梅雨入り 6月6日 1961-1990の平均
(1963年を除く)梅雨明け 7月16日 初雪 12月24日 1960秋-1990春の平均 終雪 3月8日 真夏日の日数 47 最高気温が30℃以上の日 1961-1990の平均 夏日の日数 116 最高気温が25℃以上の日 冬日の日数 17 最低気温が0℃未満の日 真冬日の日数 0 最高気温が0℃未満の日 出典: 理科年表1998年版