竹屋敷康誠『のんびりてくてく四国八十八カ所巡拝ノート』 (創芸社,2007年)
本体価格 1,905円, ISBN978-4-88144-101-5
「四国霊場で多数の巡拝者の意見を聞き、その意向を集約して編集した」と言う、帯タイトルで、どんなものか?と、気を引きました。数あるガイドブックの中で、短いことばで、本を購入させるキャッチコピーでした。
このガイドブックの特徴は、見開きの右のページが札所ガイドで、左のページが真っ白で何も印刷されてません。
団体バスへんろツアーのおへんろさんにはいいかもしれない。一日に10以上の霊場を巡拝すると、どの霊場がどおだったのか、後日に思い出してもわからなくなっちゃうと思う。
(霊場ではなかったけど、わたくしにも同様のことがあったの。)
一生に一度かもしれない四国八十八ヶ所巡拝の思い出に、左のページに、なん行かのメモ書きでも、道中の車窓の情景をぎっしりと書くのもいいし、写真を貼ったり、スケッチを描いたりすれば、思い出深いものになるでしょう。
残念なことは、札所ガイドが、15年以上も前のものを借用していることです。「本堂と大師堂のあいだに、今もウスサマ明王堂がある」とか、今年今月出版とは思えない「観音寺の石段を登ると神恵院がある」とか。そんじゃま。
投稿者: そんじゃま