掬水へんろ館遍路の本談話室
掬水へんろ館【評論・解説】これがほんまの四国遍路
これがほんまの四国遍路
大野正義これがほんまの四国遍路 (講談社,2007年)
本体価格 700円, ISBN978-4-06-149879-2

くしまさんの掬水へんろ館の談話室で、おなじみの大野正義さんのブログの論考が本になりました。
四国遍路の歴史研究、真念法師の四国霊場の札所の固定化が果たした画期的なおへんろブームをまきおこしたことや、最近のおへんろの多様性を分析しております。
二万五千分の一の地形図を活用したこと。おへんろ用品の工夫。両手に杖の効能。
近道主義・省エネ主義がへんろみちの要件だとか、なるほど!とうなずかせます。
四国遍路は癒しのアミュージメントであり、現代人が活用するには、何が大切で、何がどうでもいいことなのかを9巡したおへんろ体験から述べております。
これがほんまの四国遍路かもしれません。自分のおへんろに取り入れることや取り入れたこともあります。
歩きのおへんろさんに、お役に立てる一冊だ、と思い、投稿いたします。そんじゃま。

投稿者: そんじゃま

bk1
[四国遍路の本-投稿] 目次に戻る