| 阿部春夫さんの実況遍路日記 《1999年3月24日》 |
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足摺岬 天気:曇のち雨、気温低い、風は寒い、出発:海光荘 7時20分、到着38番 金剛福寺 15時15分到着、札所38番のみ、25310歩、走行距離14.2Km、所要時間:5時間24分、お接待:1回、尺八献曲1寺、平均時速2.6Km、体重:測定出来ず、PHSアンテナ立たず、携帯9600圏外
朝7時20分海光荘出発。先ずは金剛福寺の鐘をつき、丁寧に参拝をすませた。今日は時間が十分ある。しかし今にも雨が降りそうだ。
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海と空 足摺の七不思議(1)亀石(2)汐の満干手水鉢(3)ゆるぎ石(4)地獄の穴(5)大師の爪書石(6)亀呼場(7)大師一夜建立のとりい、(8)白山洞門など観光マップの全てを見学。次は浜辺を歩き、山に駆け上がり、足摺岬の自然を十分満喫した。植物では、つわぶきが多い。樹木では、モチノキ、クスノキなどが群生している。足摺音頭の3番に「君と行くなら足摺岬 冬もビローの若みどり ソレ ホンニソレソレ若みどり」と歌にも歌われているビローの木も多く群生している。
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金剛福寺 少し雨に濡れたが、三時過ぎ金剛福寺の宿坊に入る。このお寺は美人が多いし。しかも、真新しい宿坊で気持が良い。部屋に案内される途中、丁寧に浴室、トイレなど説明してくれる。目が合うとなんとなく髭顔が恥ずかしい気がする。まだまだ修行が足りない。「歩き遍路 阿部様1名」と部屋の入り口に張り紙がしてあり、後ろめたさにうつむいてしまう。コタツはあるが空調設備がないのがつらい。
山に分け入ったとき、下に宿坊の屋根の一部が見えていたことから多分この部屋に密接した山に一本獣道がはしっているはずである。
食事が済みパソコンに向かっていると宿代を集金に若い宿坊員が入って来た。(後で若奥さんと判明)「これパソコンでしょう。ワープロでないわよねー!こんな遍路さん初めて、こんなに重い荷物を背負っていると後でキクワヨー!私一番人気のあるMKを買うの」と矢継ぎ早に話しかける。適当に気を抜いている遍路であること。パソコンは過酷な遍路にも十分耐えるF社の製品が良いことなどを事例を含めて説明する。雨が窓を激しくたたく。そう言えば全体に疲れが溜まっている。彼女の言葉が後になっ て効いてきた。