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掬水へんろ館阿部春夫さんの実況遍路日記 《1999年3月22日》

天気:晴れ、気温低い、風強く体感温度寒い、出発:汐浜荘7時出発、到着 37番岩本寺の近く真沙旅館に15時30分到着、札所37番のみ、41302歩、走行距離23.1Km、所要時間:8時間2分、お接待:1回、尺八献曲1寺、平均時速.2Km、体重:測定出来ず、PHSアンテナ立たず

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浦の内湾
浦ノ内海
浦の内トンネル
浦ノ内トンネル

朝7時汐浜荘出発、北海道には申し訳ないが四国は今日は天気が良い、風は強いが雪や雨より格段に良い。宿の親父さん玄関先までわざわざ見送り、「料理もとてもおいしかったです」、「お気をつけて、旅をお続けください。」元気良く歩き出す。

風は強く冷たいが、浦の内海になっているので波は、さざ波程度、青い空と青い海そして緑の山、景色は最高である。

2時間程度歩いたところで、飲み物と昼の食事を購入、しばらく歩くとおじさんがポンカンを道路の無人販売台に並べていた。多すぎるので、分けて売ってくれないかと頼むが袋詰めされているので駄目とのこと。商売不成立。少し歩き出すと「おい!おい!」と呼ばれる。振り返ると「これもって行け」という。お接待である。全部は食べきれないので3個だけ有難くいただく。手に一個、後はズボンのポケットに一個づつ。前が膨れてカッコ悪いが次の休憩地まで我慢。

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喫茶店
喫茶店

狭くて歩道のないトンネルは怖い、あまり長くないのがせめてもの幸せというものかも知れない。道路の路肩の石に座り、靴を脱いで食事、地元ではとても出来ない格好である。本人が気にしていないので車も行き交っているが別に気に留めて止まったり徐行する車はない。

食事をしたら元気が出てきた。割と単純に出来ているみたいだ。「お遍路さんに近道教えます」の看板につられて喫茶店にはいる。コーヒーを飲みながらマスターと雑談、近所の人も話しに加わり楽しい一時。住友大阪セメント会社の前の土手を行くと、かなり短縮できるとのこと。書いていただいたコースは三角形の一辺は他の二辺より短いというピタゴラスの定理そのものであった。

岩本寺に参拝し、献曲。明日は遍路ホリデー。友人の病気のお見舞に行く予定である。

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安和岩本寺天井絵
安和岩本寺天井絵

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