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掬水へんろ館阿部春夫さんの実況遍路日記 《1999年3月16日》

天気:晴れ、気温やや低め、体感温度寒い、出発:19番 立江寺7時30分そして22番民宿龍山荘到着17時、札所20番から22番まで、55442歩、走行距離31.1Km、所要時間:10時間1分、お接待:3回、尺八献曲0寺、平均時速3.0Km、体重:測定出来ず、PHSアンテナ立たず、9600bps 圏外

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桜
鶴林寺

今日は、鶴林寺の登り口でお接待された、あまりに桜の花が美しいものだから写真を撮っていると「お茶でもどうぞ」とやさしい声をかけられた。お菓子の「前松」さんのおかみさんである。店内に入り赤い毛氈が敷かれたデーブルに腰を下ろすと桜のすかしの素晴らしいお茶碗にお茶とおいしい「前松」さん特製のお茶請けを接待された。おじいいちゃんの名前から「前松」さんと、つけたらしい。出発の時ミカンまでお土産にいただきいたく感激して店を後にした。

何時もいかに計画した行程をうまくこなすかを問題にしていた自分を反省した。何時もなら「先を急ぎますので!」など言って時間を気にしていた自分とは変わって来ていることに気づく。一時間非常に有意義な時間がすごせた。もちろんおかみさんが美人であったことは言うまでもない。

心地よい風に吹かれ山岳登山コースでの鶴林寺から太龍寺とハイキング気分で廻ることができた。立江の生徒は、皆「おはよう」と挨拶してくれた。8回も四国を廻っておられるHさんにおあいし、いろいろ遍路のマナーについて教えていただく。龍山荘は非常に混み4人相部屋となる。

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