| 阿部春夫さんの実況遍路日記 《1999年3月14日》 |
天気:晴れ後曇り、快風、気温やや低め、出発:11番 ふじや旅館14日6時25分そして13番名西旅館到着15時、札所12番から13番まで、46134歩、走行距離25.8Km、所要時間:8時間41分、お接待:2回、尺八献曲1寺、平均時速2.9Km、体重:測定出来ず、PHSアンテナ立たず、9600bpsアンテナ1本
昨夜、明日はどこまでとおかみさんに聞かれたので13番と答えたら、老人には無理ですと言われる。焼山寺下の停留所を12時50分のバスに乗りたい旨を話すと納得はしてくれたが無理と思っている私の思いと同じようだ。なお、朝食は6時30分とのこと。「青空で天気が良いよ!荷物が出来たら食事をどうぞ!」昨日、話していたので、おかみさん気をきかして早く食事作ってくれたらしい。ありがたい。6時25分には出発できた。
途中山の端から太陽が昇ってくる。このころから足が上がらなくなる。お大師さんの帽子も取れやすくなり、思い切ってとってしまう。
汗と苦しみのなかでお大師との裸の語らいが始まる。いろいろ質問するが、お大師様は沈黙。遍路の最後迄に答えてくれればいいと諦め、ひたすら足を手で持ち上げるようにして前に進む。疲れた身体に柳水庵の山の水はうまい3杯飲んた。飲んでから胃腸が弱いので生水は飲まないようにと言われていたこと思いだす。
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焼山寺 11時30分焼山寺到着。納経所で「藤井寺からですか・・健康には気をつけて下さい」と言われはっとして鏡で自分の顔を写してみる。無理をしてはいけない。寺の休憩所でうどんを食べてバスの停留所までの歩行時間を聞く1時間はかかると言う。あと40分はたしてバスに乗れるか必死で歩き出す。荷物の重さも足の痛さもこらえてひたすら早足で歩く。あと五分・・あと3分、歩けどバスの止まっている場所らしいところへは着かない。走れメロスの心境である。バスが見えた。30秒前、必死で駆け出す。今考えると考えられない。
名西旅館到着午後3時。お風呂は4時半からという。それぞれ受け入れ方が違うようだ。洗濯をしてくれると言う。ありがたくお接待を受ける。外は雨が降り出した。明日は雨とのニュース。これも修行のうちかと素直に受け入れる。