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山屋の歩いた遍路道
田口隆二山屋の歩いた遍路道 (文芸社,2002年)
ISBN4-8355-4854-X

山歩きを趣味とし、登山歴50年、山行回数1200回という著者が夫婦で四国を歩いた記録です。著者は、山歩きの道すがら、お寺で納経するようになり、それが講じて結局、17年かけて西国、秩父、坂東のすべてを結願し、いわゆる百観音巡礼を達成しました。

次は四国だというわけで、同じく山歩きを趣味とする奥さんと一緒に区切り打ちの旅を始めたものです。普通の人なら苦労する遍路ころがしも、著者にとっては楽々です。しかし、約3年、合計10回の区切り打ちで結願するまでの間には、椎間板ヘルニアを患って、必死のリハビリに取り組むといった試練もありました。

人の少ない時期を選んで歩いたとのことで、出会いのエピソードが少ないのが残念ですが、たまたま知り合った単独行の女性遍路と、時を隔てて高野山で再会するといった劇的なできごともあったとのことです。

詳しい行程のほか、近くの山にも足を伸ばした様子が書かれているので、遍路のついでに四国の山も楽しみたいという人にとってのガイドともなるでしょう。

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