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マイケル・ドロズニン(木原武一訳) 『聖書の暗号 』 (新潮社,1997年)
ISBN4-10-535901-0聖書のヘブライ語で書かれたオリジナルのテキストをコンピュータである種の加工を行うと、そこには、現代の重要な事件に係わる年号とキーワードが記述されていたことが判明したということです。決して偶然の文字列の一致ではないということは、統計的な解析から証明されるということです。
残念なのは、同じ方法で未来の予言ができるかというとそうではないということです。つまり、求めるべき年号とキーワードを知っていてそれを探すと確かに見つかるのですが、ヘブライ語では数字はアルファベットの文字で表現されるので、同じ年号を表すスペルは無数にあり、年号だけから検索しても意味のある結果は得られないのです。
事件が起こってからでないと、そこに記述されていたことが証明できないというわけです。結論は聖書は役立たずの予言書であるということになります。
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