掬水の果て読書日記書名索引著者索引

掬水の果て > 読書日記 > 狂気のざわめき


狂気のざわめき
マーティン・クラリッジ(山本やよい訳)狂気のざわめき (新潮文庫,1993年)
ISBN4-10-240801-0

ワケあり問題児の刑事と子供連続殺人犯の対決物語です。

訳者の解説に面白いことが書かれています。

イギリスを舞台にした作中で、主人公が「知られている殺人の99パーセントは、6つの動機、すなわち貪欲、肉欲、羨望、嫉妬、拒絶、復讐で説明がつく。刑事の悪夢となるのはとらえどころのない残りの1パーセント」と言っているのに対し、米国を舞台にした別の作家の小説では「被害者と犯人のあいだになんらの関係も発見できない殺人事件が、サンフランシスコ警察の扱う事件の4分の3を占めている」とあるそうです。

〔広 告〕
この本を買う→
 

Amazon
[読書日記] 目次に戻る (C)1996-1997 くしまひろし