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パトリシア・コーンウェル (相原真理子訳) 『業火 』 (講談社文庫,1998年)
ISBN4-06-263937-8スカーペッタ検視官シリーズの9作目です。おなじみのマリーノ警部、すでにFBIをリタイアしたプロファイラのベントン、そして姪のルーシーといった常連に加えて、またもやキャリー・グレセンが出てきます。
大きな屋敷の火災からストーリーは始まり、ヘリコプター活劇を含めてスケールの大きな物語となっています。例によって、科学捜査の最先端がうかがえる描写があり、特に今回は火災現場の捜査など興味深いものがあります。
難をいえば、キャリーはどんな技を使ったのかとか、インターネット回りの小技が具体的に説明されておらず、ハラハラ感の物足りなさが残ったことでしょうか。
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