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金子 史朗『ノアの大洪水』 (講談社現代新書,1975年)
ISBN4-06-115798-1

旧約聖書に記されたノアの洪水が歴史的な事実であることを、種々の資料から検証しています。世界各地に類似の洪水伝説があることから、世界的な気象変化や氷河融解により広範囲に何度も大洪水があったものと推論しています。

この本は20年前に書かれたもので、洪水が想像上の産物でなく事実に基づくことを主張していますが、最近ではこの点にはあまり議論がなく、むしろいつあったのか、その洪水で何が失われたのか、失われたものは何かなどに論点が移っているようです。『神々の指紋』の影響でこの本も売れているようです。

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